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先輩インタビュー

臨床工学技士として選択する、理想のキャリアと働き方。「患者さんのために学びたい」気持ちを果たせる医誠会グループでの仕事。

専門分野に絞ってより深い知識の習得を目指すのか、多くの機器を扱い幅広い知識を得るのか。臨床工学技士として、あなたはどんなキャリアを選択しますか?
医誠会は、大阪市東淀川区にある医誠会病院をはじめ 、9つの病院・6つの老人保健施設・5つの透析クリニックなど、全部で28の施設を展開している医療法人。 どんな臨床工学技士になりたいか、一人ひとりが抱く理想のキャリアに合った働き方を用意しています。

「自分次第で多くを学ぶことができ、チャレンジができる」そんな環境の中で実直に熱く働くスタッフたちの姿を追いました。臨床工学技士として確かなキャリアを築きたいなら、ぜひご注目ください。

多様な分野を取り扱い、様々な機器が揃う。自分次第で学び尽くせる環境が、臨床工学技士のキャリアを確かなものに。

最初にお話を伺ったのは、臨床工学技士として 9年以上 の経験を持つ坂本 裕亮(さかもと ゆうすけ)さん。医誠会病院へ転職して約1年半になるそうです。

「以前勤めていたクリニックでは透析をメインで行っていましたが、 もっと様々なことに挑戦してみたい と思い、急性期医療の医誠会病院へ転職しました。 色々な分野を経験できた方が、自分の適性や可能性が見つかるような気がしたんです 」

現在、医誠会病院には14名の臨床工学技士がいて、うち12名が中途採用。20代前半から40代前半まで、それぞれに個性を活かしながら業務に臨んでいます。

「転職前は透析、呼吸器分野を専門にしていましたが、ここには人工透析をはじめ、心臓カテーテルやペースメーカー、人工呼吸器など幅広い医療機器が揃っています。急性期病院に転職したことで様々な分野に携わることができ、知識や経験が増やせたと思います。『患者さんの退院』というわかりやすい形で自分の仕事の成果を確実に見届けられることも、達成感につながっています」

日々たくさんのことを学べるのがおもしろいと話す坂本さん。「知らないことはリスクになる」と言い、常に新しい知識を身に着けようと他職種との情報交換にも意欲的です。臨床工学技士として患者さんと真剣に向き合えば自然と湧き上がってくる、「知らないことやわからないことを乗り越えていきたい」という想いが坂本さんの原動力。日々進化し続ける医療技術や患者さんと向き合う真摯な姿勢が伝わってきました。

「私たちの学びが医師や看護師の支えになり、それが患者さんの命を救うことに繋がる。わかりません、と言って悔しい思いをするよりも『これってこうじゃないですか?』と提案できたら。新しい知識は必ずどこかで役に立つと思うんです」

9年以上、 臨床工学技士の仕事を続けていても学びは尽きないそうで、専門性の高い知識を持つ同僚から情報を得ることや相談することも多いと言います。

「14名もの臨床工学技士がいる病院はそう多くはありません。機器や分野に特化して知識を深く身に着けている同僚もいれば、どんな機器も扱えるように広い知識を持っている同僚もいて、彼らから情報も刺激も得ています」

支え合い、患者さんの命を救うチーム医療。地味な作業も多い中、自分の適性や目標を見つけられるのは共に働く同僚の存在が大きいと言います。

患者さんとのトラブルはすぐに詳しい人に相談できますし、法人の相談室もあります。 統括次長や先輩も身近にいて、 壁がないフラットな関係が築ける職場 だと思いますね」

転職の多い業界とはいえ、新しい職場に不安は付き物。転職経験者として、坂本さんにアドバイスを聞いてみました。

「これまでいくらキャリアがあっても病院ごとに仕事の進め方は違いますから、積極的に声をかけてチームで一緒にがんばっていこうと思える人なら大丈夫だと思います。自分次第でどんどん学べて、成長していける環境は希少だと思うので、この環境を前向きに自分のために活用してほしいですね」

「患者さんの役に立ちたい」そんなまっすぐな想いを大切にできる環境。


続いてお話を伺ったのは、新卒で入社して3年目の鎌倉 花純(かまくら かすみ)さん。親族の闘病がきっかけでこの仕事を知った鎌倉さんは、大学卒業後から医誠会病院で働いています。

「学生時代から、どうしても人工心肺装置が扱いたかったんです。患者さんの命を救うことに直結する手術室での仕事はかっこいいな、と。憧れる気持ちは実際に働き始めてからも続いています」

若くしてそのやる気と実直さを認められ、機器管理のリーダーを任せられている鎌倉さん。循環器系の機器を中心に臨床工学技士として奮闘しながらも、「患者さんの人生においてとても大切なシーンに関わらせてもらっているんだ」とやりがいを感じる日々を送っています。目標だった人工心肺装置を扱う手術に携わることも、少しずつ実現しているんだとか。

 

長時間の手術は体力的にハードなことも…と、苦笑いする彼女ですが「チームでやっていこう!」という職場の明るい空気が好きだと話します。

「急性期病院だといい結果が得られずつらい経験をすることもありますが、チームで支え合ってがんばろうとする雰囲気があるので、『悲しい想いをするご家族をひとりでも減らせたら』『患者さんのために自分の仕事を全うしたい』という想いを常に持ち続けられています

「私はまだ3年目なので、同じ臨床工学技士の先輩や医師、看護師など様々な職種の方々が声をかけてくださる事が多く、先輩方の存在ってすごく大きいなぁと実感します」

今目指しているのは、人工心肺装置を扱う資格の取得。ただし、その道のりは簡単ではありません。

「臨床工学技士として人工心肺がやりたいという目標はあるのですが、他の幅広い機器に携われることは実はすべて繋がっていて、どれも大切です。ここでは様々な経験ができるし、何でも吸収できます。自分の技術とレベルを上げていくには、今の環境は絶対大事だと実感しています

「ペースメーカーをまだやってないなとか、もっと症例をとか、学びに対する欲はどんどん出てきます。吸収できる知識は全部身に着けて、いずれは後輩を育てるような立場になれたらと思います」

イキイキとした表情と明るい声は、こちらも元気づけられるほど。医誠会の環境は、「患者さんのために役に立ちたい」「学びたい」というスタッフのまっすぐな想いを力強く支えてくれているようでした。

 

ライフステージや考えの変化によって、環境や働き方を相談できる。選択肢の多さは医誠会グループの強み。

 

 

最後にお話を伺ったのは、医誠会病院の臨床工学技士たちを束ねる田中 太郎(たなか たろう)統括次長。数ある医療法人の中でも、医誠会を選ぶメリットを聞きました。

 

 

「医誠会グループは、急性期病院や透析クリニックなど複数の施設が集まっているので、臨床工学技士それぞれの挑戦したいことやライフスタイルに応じて、仕事内容はもちろん勤務先や働き方を臨機応変に対応できる体制を整えています

転職者は入社後、まずは透析業務から始め、個々のキャリアや希望に応じて徐々に業務を任される予定だそうですが、ここではスタッフ一人ひとりの将来を長い目で見て一緒に考えていくことを大切にしています。

「働いているうちにやりたいことや目標が変わるのは当然で、ライフスタイルの変化もまた当然のこと。小さなクリニックでは、続けるか辞めるかの二択になってしまう状況でも、さまざまな施設を持つ当グループなら希望に沿った働き方ができるよう相談に乗ることができます

たとえば、転職したときは子どもが小さく家庭優先で働きたくてクリニックを選んだけれど、子育てが落ち着いたらもうちょっとステップアップしたいと気持ちの変化があった…なんてことはよく起こること。また、『新しい機器を扱ってみたい』『限られた機器の知識をもっと深めたい』という場合にも転職することなく異動で解決できるなら?


仕事と暮らしを一つにして人生設計したとき、この環境は有利です。

「大きなグループが運営している病院でも、採用や異動は病院ごとに単体でおこなっていることが多いので、グループ内の横の繋がりを活かした選択肢の多さは医誠会グループの特徴です

個々の多様性、変化に寄り添ってくれるサポート体制は、臨床工学技士としてのキャリアをきっと長く支えてくれるはず。田中さんのお話からは、自分の未来を自分で選択できる可能性を感じました。

 

 

臨床工学技士の地位向上を目指す。チームの一員として、誇り高く働こう。

 

医療に携わる上では、どんな職種でもコミュニケーションは必須。医誠会グループではどんな心構えが必要なのかを尋ねてみました。

「他職種と連携が必須である臨床工学技士だからこそ、コミュニケーションは大切です。知らないことを調べたりメーカーに問い合わせたり、忙しい環境の中で声をかけづらいとしても必要なことを医師や看護師にしっかりと聞く。そういうコミュニケーションを大事にできてこそ、よりよい人間関係や医療は生まれると信じています。

臨床工学技士のみなさんは誰しもプライドを持って仕事をしていると思いますが、前職での経験に縛られず医誠会での仕事の在り方や考え方を柔軟に吸収してほしいですね

新卒者に対する教育に関しても、一人の先輩に任せっきりにせずしないで皆でスタッフを育てるという体制でいるそうで、若い世代が着実に育っているところにその成果が感じられます。

「臨床工学技士はそれ自体が比較的新しい資格で、まだまだこれから地位向上を目指していかないといけない職種です。そのためには、技士それぞれが持つ能力を高め、可能性を伸ばしていけたら。医誠会グループでは、臨床工学部として施設をまたいだ横の繋がりを育て、技士の能力の底上げを計画的に図っていっています」

この仕事がいかに世の中に必要か、その存在価値を正しく理解しているからこそ、一丸となって地位向上を目指す。そんな目標を掲げる上司や先輩たちと共に働けたら、より成長できるような気がします。

「やりたい分野を専門的に学ぶのか、幅広い機器を扱える技士を目指すのか、それはどちらも正解であり当然あっていい『臨床工学技士の選択』です。根本的に目指すところは『機械のことは技士に聞けばいいという、医師や看護師からの信頼を得られるスタッフ・チームになること。その上で多様性を認め、伸ばすことができるのは総合病院の魅力と言えるでしょう。医誠会で、皆さんの選んだ道を歩んでもらえたらと思います」

臨床工学技士として働き始めた理由は、人それぞれ。学びたいことも、得意なことも、目指す未来も誰一人として同じということはないはず。けれど、医誠会グループの臨床工学部であれば、今の仕事に満足できていない人もよりよい道が見つかるのでは…と思えました。

 

自分のやりたいことやなりたい姿をイメージして、ぜひエントリーしてください。